プレジャーサポートの働きがい創造コンサルティングのうち、
働きやすさの設計に該当する「人事制度設計」について、具体的なコンサルティング内容をご紹介します。
人事制度とは「等級制度」「評価制度」「報酬制度」の3つをまとめたものを指します。
人事制度には
①社員の成果を還元する報酬を適正に決定するため
②社員が自身の成長ステップを確認するため
という2つの役割があります。
OJTや外部研修など、組織内の人材育成・組織開発の現状把握~施策の決定のもとになる指標であり、まさに組織の背骨であると言えます。
等級制度とは、自社における人材のレベルを決めるための制度です。
30~50名規模の組織であれば8つ程度の等級に分けられることが多く、「経営理念の理解」「チャレンジ」「課題解決」など、いくつかの項目に分けて水準を明確にします。
等級はその人材のレベルを示しているため、原則下がることはありません。
プレジャーサポートで提供している等級制度は経済産業省が公開している「人生100年時代の社会人基礎力」をもとにしており、
どの業種やどの職場でも必要とされる基本の12のスキルをベースに組織の風土や経営理念などを加味して作成いたします。
※人生100年時代の社会人基礎力に関する詳細はこちら
評価制度とは、一定期間における会社への貢献度を測定するための制度です。
おもに業績評価とVALUE評価の2つに分類されることが多く、それぞれの比率は等級によって異なります。
業績評価は組織やチームのKPIに基づいた指標から作成し、VALUE評価は組織の経営理念やクレドから作成します。
プレジャーサポートでは評価文言の策定だけでなく、KPI設計や経営理念の整理も付随して提供することが可能です。
報酬制度とは、個人の報酬を決定するための制度です。
賃金制度とも言われますが、プレジャーサポートでは賞与や退職金等の給与以外の点も加味し「報酬」と呼んでいます。
賃金設計は「適正な成果分配」という人事制度の根幹の考え方に最も影響を与える制度であり、時代とともに変化させていく必要性も高いものです。
プレジャーサポートでは財務分析も並行して行い、適正な組織の労働分配率を算出したうえで原資の配分方法を提案しています。
これらの3つの制度の結びつきを理解することで、自社の人材のレベルと成果に合わせた適正な評価が可能になります。
また近年の最低賃金の上昇やそれに伴う賃上げ、若手人材採用のための初任給アップなど、報酬制度の変更が余儀なくされる状況下で賃金テーブルのみを変更し続けることは得策とは言えません。
世の中で求められているスキルや水準を同時に俯瞰し、等級制度や評価制度に反映させていくことで人事制度を組織の発展のツールとして活用することができます。
これらを踏まえたプレジャーサポートの提案する「最低賃金1,500円時代に向けた人事制度」について知りたい方は、下記からお問い合わせください。