Q17 デビューまでにどれだけの時間やコストが掛かっているかを“嫌味にならない程度に”掲示しているか?
飲食店にとって提供する商品はフードメニューとドリンクメニューです。
そのメニューを買ってもらうためには、【素材・努力・客観評価】を高める必要があります。
【素材】は何を売りにするのかというと、高級感の演出や産地のブランド、無添加などといったところでしょうか。
【努力】とは、例えば100時間煮込んだスープ、調理へのこだわりなど、スタッフ(職人)が事前にどこまで手間暇をかけたのか?ということですね。
【客観評価】とは、「こういった声をいただいている」とか、一番手っ取り早いのが満員御礼という言葉ですね。
美容室にとっての商品とはスタッフ自身です。
上司や先輩を調理師と見立てると、スタイリストという“商品”力を高めるために「何時間煮込んだスープ」…じゃなかった、「どれほど手間暇をかけたスタッフなのか」は、重要な要素と言えます。
よく「何時間レッスンした、すごいスタイリスト」という表現を耳目にしますが、もちろんその方がすごいという前提で、それを見守ってきた先輩や、場所を提供したサロンの努力もあるわけです。
お客様に訴求する(アピる)時の一つの切り口として、本人が自分の努力を伝えることより、周りがそうしてあげた方がスムーズなこともありますね。