Q12 失客者リストを作成し、自分の得手不得手(技術・接客)を調べているか ?
前回、失客してしまった理由を細分化する方法をお伝えしました。
しかし、一度でもそのラーメン屋さんに来たことがあるお客様が、そのお店に来なくなる理由は間違いなく「美味しくないから」です。
仮に多少接客が気に入らなくても、それを上回る美味しさがあれば再来店します。
何らかの不満要因はどんなお店にもあるもので、それを上回る本質的価値が提供できなかった、という事ですね。
お客様が美容室にお支払いするお金の対価とは、大きくは技術・接客と時間と考えられます。
特に技術・接客については大きなウェイトを占めるはずです。
そこで、調べてみていただきたいのが、失客した方の最終施術です。
とは言え、一人一人の最終施術を漠然と見ても意味がありません。
重要なポイントが「全体のメニュー比率と、失客者のメニュー比率を対比する」ということ。
仮にご自身のカラー比率が40%だとして、失客者の最終施術の60%がカラーだったのであれば、カラーの技術に問題があると言いう仮説が成り立つわけですね。