2024年2月29日

479話 働きがいが育むやりがい

経営者にとって働きやすい環境をつくることは、今となっては義務を超えた重要な役割です。

この環境があることで、社員は自身の能力を最大限に発揮し、組織全体の成長と成功に貢献することができます。

さらに、経営者は社員が自らの報酬を金銭報酬だけではなく非金銭報酬に見出せるような風土を作ることが望ましいとされています。

 

非金銭報酬とは、仕事の達成感・成長の機会・社会貢献など、より広い意味での満足感を指します。

自ら報酬を生み出すためには、働きやすさはこのような”やりがいのタネ”であると言えます。

 

社員が働きやすい環境とは、物理的な快適さだけではなく、心理的な安心感も含まれます。

物理的な側面では、安全で清潔な職場・適切なツールや設備の提供が基本ですが、一方心理的な側面では、公平な評価システム・適切なフィードバック・成長と学習の機会・そして何よりも、意見を自由に表現できる開かれたコミュニケーションが必要です。

このような環境を整えることで、社員は自らの仕事に対する責任感と所有感(帰属意識)を強く感じるようになります。

また、仕事を通じて自己実現を図ることができ、これが”やりがい”へとつながります。

社員一人ひとりが自分の役割とその仕事が組織全体に与える影響を理解し、それに誇りを持つことができるようにすることが、やりがいを創造するカギとなります。

 

経営者は社員が働きやすい環境の中で、自らの報酬を見つけ出せるように支援することで、組織全体のモチベーションと生産性を高めることができます。

これは社員満足度の向上だけでなく、顧客満足度の向上、そして最終的には企業の競争力の向上にもつながります。

働きやすい環境をつくり、従業員が自らの報酬を広義に見出せる風土を作ることは経営者の重要な役割であり、結果としてやりがいを感じながら働く社員が増え、組織全体が活性化するのです。

働きやすさとやりがいは相互に関連する補完関係ですが、働きやすさがやりがいのタネになることは間違いなさそうです。

 

≪今日の心がけ≫

自社の働きやすさと自身のやりがいを言語化してみましょう