2024年2月28日

478話 誰に経営をサポートしてもらうのか?

私は元々会計事務所で仕事をしていましたから、税理士さんや社会保険労務士(社労士)さんのビジネスモデルはある程度把握しています。

経営者や幹部以外の方にとってはなじみが薄いかもしれませんが、税理士や社労士は、企業経営における重要なサポート役を担っているのです。

彼らの役割は、税務や労務管理の専門知識を提供し、企業が法令を遵守しつつ、健全な経営を行うための支援をすることにあります。

しかし現実的には本来あるべき支援の形ではなく、経営者の意向に忖度してしまうことがあるのです。

 

なぜ忖度が働くのか?

それは『顧問先企業の発展』よりも『顧問契約の継続』を重視する方が、少なからず存在するからです。

税理士や社労士が経営者を守ろうとするのは、裏を返すと自身の保身である可能性が高いです。

経営者と良好な関係を保つことは、業務を円滑に進める上で不可欠ですが、その過程で専門家としての独立性や客観性が損なわれるリスクがあります。

経営者の意向に過度に忖度することで、長期的には企業の健全な成長や法令遵守という観点から見て、最善のアドバイスが提供されなくなる恐れがあります。

私自身がその業界から身を引いたのは、本当の意味での独立性や客観性を保つには困難な業界であると判断したからです。

もちろん私の能力不足に起因するところが大半ですし、能力が高い税理士さんや社労士さんはしっかりとその役割を全うしていらっしゃると思います。

 

これからの時代は社会から必要とされない企業は必ず淘汰されます。

その“社会から必要とされる”という判断基準の最低ラインの所に、ガラス張りの経営や労務リスクのない会社が求められます。

今一度、自社が取引している税理士さんや社労士さんと、どこを見て経営しているのかを合わせたいですね。

 

≪今日の心がけ≫

税理士さん、社労士さんに求める事を明確にしましょう