“失敗体験は?”と聞かれたら、何と答えますか?
人によっては受験で志望校に行けなかったことや、仕事で何かやらかしたこと、恋愛の事や友達との関係など様々な現象が挙がってきそうですね。
私はそのような質問をされたとき、すぐに答えられず困る事があります。
例えば銀行員時代、営業マンデビュー直後に”命よりも大切にしろ”と教え込まれた(それ自体は今では問題ですが)銀行鞄をひったくりにあった時、この世の終わりと思ったことを覚えています。
何とか入社したその銀行も入社2年程度で倒産する事になり、自分の運の悪さを悩んだりもしました。
この様に考えるとその場では辛かった出来事は多々思い出されます。
しかし本質を見つめ直すと、失敗は決して表面的な出来不出来の問題ではありません。
真の失敗とは、経験から何も学ばないこと、何も成長しないことなのではないでしょうか?
歴史を振り返っても多くの偉人たちが数えきれないほどの失敗を経験しています。
しかし彼らが偉大な業績を成し遂げた理由は、失敗を単なる失敗として終わらせず、そこから学び、自己改善につなげたからです。
失敗は、新たな発見への扉を開く鍵となり得ます。
それは、現状に満足せず常に改善し、成長し続けるための大切なステップなのです。
特に若い世代の方々にお伝えしたいのは、失敗を恐れることなく、挑戦し続ける勇気を持つこと。
がむしゃらに何度も挑戦しろと言える時代でもなくなりました。
一つの(その場では)失敗(と思われる結果)から学び、自己理解を深め教訓にすることができるのか?
それがその人の人生の豊かさにつながるのだと思います。
ぜひ失敗を通じて自己を知り、いかに経験値を高めるかという考えにシフトしてみましょう。
≪今日の心がけ≫
自身の失敗体験を振り返って教訓に昇華させましょう