2022年8月5日

369話 体験を経験にするのは雑談かもしれない、という話。

こうやってブログを書くことは、苦手ではない方だと思っています。

もちろんその内容が面白いかどうかは別にして。

ただ、この1年ほどの変化があります。

毎週末にブログを2~3本ほど書き溜めるのが習慣なんですが、それが難しいな~と思うことがあります。

内的な要因と外的な要因があるのではないかと思っています。

 

内的な要因としては向上心であったり刺激を得る経験が乏しくなっていることがあるので要注意。

今回は外的要因について。

接触する機会が減ったというのは大きいと思います。

体験を経験に昇華できる機会と言いますか。

今までは人と会って(体験)それを自分の経験にする事で自分という人が積みあがってきたと思います。

ところがオンラインが主流になると、体験は積み重なりますが経験にまで至っていない気がします。

例えば今までであれば14時のアポイントがあった場合、だいたい10分ほど前に現地に到着して雑談をして場が温まったところで本題に移っていました。

ところが今は14時にオンラインのアポがあれば、先にログインしても画面上には『ホストが許可をします』の文字とにらめっこするだけ。

 

それだとどうしても『14時から会議をしなければならない』という状態になってしまいますね。

別に雑談が全てというわけでもないですが、その人の背景の様なものが見えないのは辛いものです。

例えば一言『私は経済的合理性を求めている』と言ったとして、その背景には色々な人としての考え方があることも多いのですが・・・。

その表面的な言葉だけをつまみ食いして関係を構築するとエラーが起きやすい気がします。

 

本題が大切なのは言うまでもありませんが、人間の記憶の定着には感情も大きく影響してきます。

そう考えると、その場が楽しかったかどうかというのは大きな要因ですね。

リアルセミナーを開催しているときは『いかに難しい話を楽しく受け入れてもらえるか』を意識していました。

意識しすぎて雑談しか記憶に残らなかった受講者の方も多いはず。

それはそれで問題ですが・・・。

 

そういう前提を踏まえて対策を講じたいですね。

写真は『雑談って大事』を表現する写真を探したけれども何も見つからなかったので、

とりあえずお茶を濁そうという写真です。