2021年10月16日

308話 誇りをもってプライドを捨てる

先日ある経営者の方からご相談というかお悩みを聞きました。
社員の方がお客様を怒らせてしまったのだとか。
どうやらその社員さんの言い分は『相手の言い方が失礼だった。』とのこと。

よく『お客様は神様だけど、殿様ではない。』と言いますから、時に喧嘩をする事もあるかもしれません。
かくいう私も若いころ(ジャックナイフの町と呼ばれていたころ)はお客様の会議を飛び出したこともあります。
何度も。

ただ、間違えてはならないのはその大義。
もしその方にお伝えできるのであれば『誇りをもってプライドを捨てろ。』だと思います。
日本語訳だとどちらも同じだと思うのですが、大きく違うと思っています。

例えば七つのボールを集めるお猿さんの漫画がありますよね?
そこに出てくる野菜の星の王子さまは常々『俺は誇り高き戦士』などと仰ってますが、
あれは厳密には『俺はプライド高き喧嘩屋さん』という事になります。

何が違うのかというと、『そこに大義があるのか?』という事なんです。
『私が嫌な思いをした。』
『私が不快だった。』
なんてどうでも良い話。

それが『私が大切にしていただいているお客様にとって失礼に当たる。』のであれば、大いに言い合いましょう。
僕は今『自分の役割に自信を持ち、互いを認め合える社会』を実現するために動いています。
その為に僕自身が何か言われることはあまり気になりません。
(少なくともデブは良いです。ただ、豚は言っちゃダメです。人じゃないので。)

その実現の為に土下座した方が良いなら、ためらわずにプライドなんて捨てる自信もあります。
しかし、もし僕がその想いを実現させるために動いてくれているスタッフや、お取引先様の事を悪くいったり、
その実現の為に違和感があることが起きたならば、誇りをもって対処するだろうと思います。

自戒の意味も込めて、

プライドを
捨てて心に
誇りもち。