社会はknowledge workerとmanual workerに分かれます。
前者は仕事を自分で考え、付加価値をつける事ができる人。
後者は手元のマニュアルに従って作業をする人。
世間で取り沙汰されているのは、ここでいうmanual workerの立ち位置です。
「公認会計士ですらAIに役割を奪われる」という時代において、manual workerの役割は一晩でなくなることもあるでしょう。
「だから全員がknowledge workerになれ」とも思わないですし、それぞれの役割が大事だと思っています。
当社にもスタッフが在籍しています。組織として、どの部分が将来自動化されるのかを大局的に見ながら、一人ひとりが自分の役割に自信を持つことができる組織にしたいなという思いがあります。
時にはスタッフに対して「今のままだと自分の仕事はなくなるよ」と言うこともあると思いますが、それは「だから明日から会社の中であなたの居場所がなくなるよ」と言っているのではありません。
先日、ある企業の本を読みました。
この本を読むまでは『社員の年収が高い企業』という程度にしか認識していませんでしたが、非常に参考になることが多くありました。
直接的にそういった表現はないにせよ“付加価値の正体が何か”をいうことを改めて問われた気がします。
常に社会の変化に目を配り、「何が求められているのか?それは当社でなければならないのか?それは私でなければならないのか?」という付加価値を認め合っていきたいものです。