高単価商品と低単価商品の違いは何か?と、考えるときに売上高の構成に目を向けると分かりやすくなります。
損益計算書の事を知らない方でも、【売上高=原材料+粗利益】であることはご理解いただけるでしょう。
300円の原価のものに200円の粗利益を乗せる事ができれば、500円の売上高・・ということになりますよね。
その500円のものを100個販売すれば500円×100個=5万円の売上高になるわけです。
そして、手元に残る粗利益は200円×100個=2万円となります。
つまり、商売をする時には下記2つを考えましょう。
➀どれだけ価値をつける事ができるか?
⇒つまり先ほどの例で考えると「200円の粗利益をどうすれば250円にできるか?」を考える
➁どれだけ数多く販売するか?
⇒つまり先ほどの例で考えると「100個ではなく200個売るためにはどうすればいいか?」を考える
➁に関してはマーケティングが重要ですから、社員の方ではどうしようもない部分もあるかもしれません。会社として手を打つことが必要です。
では、➀に関してはどうでしょう?
「商品の価格なんて会社が決めるから、社員がどうこう言える範囲でもないでしょう」と思いますか?
確かに価格を決めるのは会社です。しかし、その魅力を正しくお伝えし、再購買や継続購買(リピート)に繋げる事ができるかどうかは担当者次第ですよね。
販売する側にとっては【売上高=原価+粗利益】ですが、購入する側にとっては全てが【原価】なのです。
そうであれば、購入者にとっての原価の価値を最大限に高めることができればいいのです。
では、どの様に原価の価値を高めることができるのでしょうか?
そのためには自己投資するしかありません。
自分のお金と時間を何に使ったのか、一度見直したいものです。