2022年12月8日

386話 ルールは不要?その答えは誰のため?

先日高校生のパネルディスカッションを見学しました。

不登校高校生が利用しているフリースクール主催だったこともあり、論調としては『不登校になった理由はルールを押し付けられるのが嫌だったから』といったものが多くありました。

これって会社でも同じだよなぁ、と。

「赤白帽を被る意味が分からなかった」という気持ちはとても分かります。

大切なのは「なぜそのルールができたのか?」という事。

目的が伝わらないルールは要らないと思っているし、疑問を持つべきだと思います。

しかし、自分が守れないルールを批判するだけなのは、ただの文句言い。

まずはルールを守った上で「このルール、目的から考えて不要なのでは?」という意見が飛び交う風土が、組織内では必要ですね。

 

さらに、フリースクールの利用者の高校生からはこんな話も。

「私は中学校の頃は生徒会に入るなど、どちらかというと上手くいっていたし自分の意見を持っているつもりでもいました。しかし、フリースクールに通うようになってから、実は自分の意見を持っていないことに気が付きました。自分の意見を持っていると思っていた私は、学校の先生の答えを当てていただけだったんです」

それを聞いた時、会社でも同じようなことが起こり得るなと思いました。

【お客様がどう思うか】より、【うちの社長(上司)はどう思うか?】を重視してしまう事は、あり得ます。

しかし、社長や上司は自分の正解を当ててほしいのではなく、自分の正解とは全く違っても、目的に見合う意見を言って欲しいのではないでしょうか?

主語はお客様。あなたの人生の主役はあなた。

そのルールは何のため?

その答えは誰のため?

常に自問しながら日々過ごしていきたいものです。