このブログの中で頻出の“働く”と“商い”という言葉の定義を再設定していただきます。
まず、働くというのは一般的には“稼ぐ”とほぼ同義になっていると思います。
労働した結果として対価である金銭を受け取ることを働くと定義づけるのが大半かと。
ただ、このブログの中では“働く”というのは『誰かの為に動くこと』と捉えています。
ですから、そこに金銭が伴うこともあれば伴わない事もあります。
道でご老人が横断歩道を渡れなくて困っているならば、手を差し伸べて一緒に渡る。
これも立派な“働く”ですね。
また、商いというのも何となく儲けること、と同義にとらえられがちです。
このブログの中では“商い”というのは『価値の交換』と考えてください。
商いとは元々は“秋ない”であり、秋口に山で採れたものと海川で獲れたものを
交換する儀式の様な事がなされていたから、という説もあるそうです。
商いをしているのは経営者や個人事業主だけではなく、労働している方全てに共通する事ですね。
その前提でここからは、働く上で必要な心構えを整理させていただきます。
商いを存続させている人の特徴の一つとして考えられるのが“刻石流水”の考え方。
受けた恩義は深く感謝して石に刻み、施したことは恩着せがましくせずに水に流す
そういう考えを持っていると、うまく行った時には誰かに感謝したくなりますし、
うまく行かない時には決して他責にしません。
逆になかなか成果が出ない人の特徴としては真逆の事をしてしまいがちです。
『うまく行かないのは周囲の環境に問題があるのに、自分の努力は相手が認めてくれない』
といった表現になりがちです。
ありがとうを言わない人がありがとうを言ってもらえないのは当たり前の事です。
他人と過去は変えられないと言います。
とは言え未来を自分の力で直接的に変えることも不可能です。
変える事ができるのは、今の自分だけです。
自戒の言葉