2022年5月13日

339話 無形商材と自分の価値

僕たちがお客様に提供しているのはいわゆる『無形商材』と呼ばれるもの。

20年近く前に独立した際にはよく言われました。

『目に見えないものを買っていただくのは難しいよ。

特に関西の人には。』

 

今でもそれは思います。

だからこそスタッフには口を酸っぱくして言います。

『自分の価値を高める努力をしてほしい』と。

時間外労働を求めるつもりはさらさらないですし、週末はゆっくり休んだ方が良い。

ただ、逆に365日24時間自分を磨く気構えがないと、会社ごと淘汰される日が来ます。

それくらいに危機感は持ってほしい。

自分の価値は自分でしか高めることはできないので。

 

モノを販売している方ももちろん同じで、業績が上がらない方ほど

『自社の商品が悪い』という風に逃げてしまいがち。

では商品が変われば売れるのかというと、そんなことはありません。

きっとどんなものでも売れる人は売れるし、売れない人は売れない。

 

その商品にいかに自分の付加価値を乗せる事ができるのか?

が大切。

無形商材またはそれに近いビジネスモデル(美容室やソーシャルビジネスの多くがそうですね)の場合、

『付加価値を乗せる土台』すらないわけです。

だからこそ、自分を磨き、高め、価値を感じてもらわなければならないわけですね。

 

となると、毎日の時間をどのように過ごしているかが大きくその人の価値を変えるわけです。

プロ野球選手が試合に出て成果を出すのに、『試合以外は労務時間外なんで。』とは言わないですからね。

一か月に与えられた時間が730時間であることに違いはありません。

どんなに偉い人でも生まれたての赤ちゃんでも730時間は730時間。

 

 

その730時間の中身を濃いものにできるかどうかは、その人次第なのではないでしょうか?