2021年1月24日

298話 『障碍』の定義

昨日は朝から順番に障碍者支援活動家の方々と情報交換をさせていただきました。
皆さんそれぞれの形で障碍者の方々のサポートをしておられます。

引き寄せの法則とはよく言ったもので、日中にさんざんそういった方々とお会いして、
晩には古くからの知人からの連絡で、障碍者支援活動の話になりました。

ところで、障碍者て何なんでしょう?
国語辞書で調べてみると、こう書いています。

『身体障害・知的障害・精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害があり、
障害および社会的障壁によって継続的に日常生活や社会生活に相当な制限を受ける状態にある人。』

この中で一番気になる点が『社会的障壁』という点。
内閣府によると今、日本には1千万人近い障碍者がいます。
7%強ですから、14人に一人。
ご家族と同居している方が多い事を考えると、5人に一人くらいが何らかの形で
『社会的障壁を感じている』という事になります。
ここまでくると、『社会的障壁って何?』となってきませんかね?

それに、五体満足で他界する人なんてどの程度いるのかな?と思います。
天寿を全うすればその間に何らかの”障碍”に直面すると思います。
まして、これだけストレス社会が謳われ、今日まで“健常者”だったからと言って、
明日も“障碍者にならない”保障なんてありません。

1000万人の障碍者の中で、精神障害者は約400万人。
日本の人口の3%。
1999年には200万人でしたから、この20年で2倍になっています。

昨日の会話の中でも、『障碍者が7%で健常者が93%で分けるのではなく、
障碍者予備軍が93%いると考える方が正解なのではないか?』という話になりました。

僕たちの会社のビジョンは『自分の役割に自信を持ち、互いの価値を認めあえる社会を創る』です。
そこに障碍の有無は関係ありません。
自分たちにできることは、働く事に関する“社会的障壁”を取り除くこと。
そうすることで、全ての人が自分の役割に自信を持つことができる社会を目指します。