2019年9月25日

163話 動機付け理論


先日、『なぜこの事業をしているのか?』という動機づけを考える事がありました🤔

一般的に人間の欲求は5段階に分かれていると言われ(中には7段階と呼ばれる事も)、

底辺の欲求である生存欲求、安全欲求、帰属欲求、承認欲求、自己実現欲求が下位層から順番に埋まります☝️

僕は20代の頃まではこの考え方に懐疑的で、『そんなもの、机上の空論だ』くらいにしか思っていませんでした😅

が、30代に入った頃から『確かに現場を見ていても、これに近い形なのかも』と考えるようになり、

上記のような流れで人の欲求は満たされていくものだし、だからこそ『あなたにとっての自己実現とは何なのか?』を問う様にもなりました✋

研修などでも『欲求のレベルを高めさせることが管理者の責務である』と問う事も多かったですし、自社でもその考えを基に教育をしてきました😊

が、最近特に思う事ですがこの欲求の満たし方については二つの切り口があるのではないかと思います🤔

今までの『欲求への段階アプローチ』をⒶ理想追求型とするならば、僕は自分ではもう一つのアプローチⒷ課題解決型なのかな?と思います🤔

 

一般的な王道スタイルとして理想追求型アプローチが考えられますし、事実僕も『こんな自分になりたい、というのを描いて近づく努力をした方が良い』と力説していた時代もありました😭

しかし、そのやり方では『既に満たされていると思っている状態にある人』にとっては‟上乗せの欲求”になり、無理して得る必要もないとも考えられます😭

逆に『全く満たされていない人にとっては、ゴールが遠すぎて見えない😭』という弊害も😱

 

それに対して課題解決型は一見『○○が嫌だ』というネガティブな欲求に見えますが、どちらかというと若い人に話をするときにも

『こんな社会嫌じゃない?だったらそれを変えた方が良いと思わない?』というと、賛同してくれる方も多いようです😊

このアプローチ方法はどちらが正解というわけでも、100対0でどちらかに分かれる事もないと思いますが、少なくとも自社の取組に関して自分はなぜそこに参画しているのか?は考えてら持った方が良いのかもしれませんね😊

 

ではその次に考える事ですが、自分なりのアプローチ方法が決まったとすれば、どの様にそれを言動に移せば良いのか?という事になります✋

いくら理想論を言おうが、課題を掲げようが、行動を変えなければ何も変わりません

ではどうすれば行動は変わるのでしょう?

それは、想いの方向と能力の大きさにあるのではないかと思います🤔

この‟能力”というのはここでは『対象者(主にお客様)から対価をいただける力』と考えていて、

対価とは確かに【賞賛】といった目に見えにくいものでも良いのですが、

少なくともここでは【金銭】という目に見えやすいもので表現しておきます🙇‍♂️

想いの方向を『他者へのものか、自分へのものか』に分けて考え、能力の有無でマトリックスを創るとこんな感じでしょうか✌️

能力も高く想いの方向性が他者へ向いている場合、理想的な形といえますので、組織への貢献が一番のテーマになります😊

が、同時に他者へのベクトルが向きすぎる結果、自己肯定を怠る可能性もありますので注意も必要です😅

また、能力はあるのだけれども他者への関心が薄い、または自分だけの幸せだけに固執してしまう左上の箱の方は、

『なぜ働くのか?』『なぜその仕事なのか?』といった観念の整理が必要ですし、その為にも他者への理解や関心が必要なのではないでしょうか😤

中には右下の箱の中に入る、他者への関心は強いがその為の能力を発揮できていないタイプの方も存在するのではないでしょうか?(ボランティア好きタイプ)

その場合はやはりどんな能力を開発すべきなのかをしっかりと見定め、そうする事で『私はここに居て良いのだ』という自己効力感を高めた方が良いでしょう😊

最後に一番の問題は『ベクトルは自分で、能力を持ち合わせていない』左下タイプの方😅

この場合は、まず自己理解が必要ですね☝️

自分はどうやって生きていくのか?他者とのかかわりをどの様に持ち、どの様に他者に理解してもらえるのかをまずは自分から理解するという事です✋

能力開発は、ある意味その後かもしれないですね🤔

ご自身の欲求アプローチと、能力マトリックスがどこに当てはまるか、分かりますか?(もちろん全て奇麗に収まるわけでもないですが)

そして、更にこれを細分化したものが下の図です😆

あなたは、Ⓐ~Ⓗのどのタイプですか?