2024年3月4日

481話 稔るほど頭を垂れる稲穂かな

歳を重ねるにつれて、周囲の人々からの助言を受ける機会が減少してきました。

私だけに限らずで、この変化は人生のある段階で自然に起こるものですが、本人にとっては大きな損失であり避けたい未来であると感じる人も少なくありません。

助言やフィードバックは、自己成長と学びの貴重な源泉で、それがなくなるということは成長の機会を失うことに他なりません。

 

しかし、この現象は避けられないものでもなく、若い時からの積み重ねの結果であり、変えることができるものです。

助言が少なくなる一つの理由は、歳を重ねるにつれて周りの人がその人に対して意見を述べることをためらうようになるからかもしれません。

これは経験や地位が高まるにつれて、その人自身が批判やアドバイスが受け入れられなくなるか、またはそう感じさせたり、思わせたりする所作の結果かもしれません。

 

しかし、歳を重ねたからといって学びや成長の機会が減るわけではありませんし、実際私の周りにも年を重ねても若い方の言葉に真摯に耳を傾ける方もいらっしゃいます。

その点では、歳を重ねても引き続き助言を受ける事が出来るかどうかは、若い時から素直に受け入れる姿勢を見せ、開かれた心を持ち続けることが重要なのかもしれないですね。

 

自分自身が学ぶ意欲を持ち、他者からのフィードバックに対して感謝の気持ちを示すことで、周りの人はその人に対してもオープンに意見を共有しやすくなります。

また、積極的に他者の意見を求める姿勢も大切で、自らフィードバックを求めることで周囲の人々に対して、あなたが成長と学びに対して真剣であることを示すことができます。

 

さらに若い人たちとの交流を深め、彼らから新しい視点やアイデアを受け入れることも、成長を続ける上で有益です。

彼らは異なる世代の視点を持ち、新鮮な知識や技術に精通していることが多く、これらは年長者の知見を広げますね。

 

つまり、歳を重ねることは学びや成長の機会が減ることを意味するものでもなく。むしろ自分自身を発展させ続けるための新たな方法を見つけ、それを実践する機会が増える事なのかもしれません。

 

≪今日の心がけ≫

自分よりも若い方の声を聞きに行く努力をしましょう