先日は自立した組織の定義についてお伝えしました。
もう少し定義づけをしてみたいと思います。
二番目に考えられる自立した組織の定義は【風通しが良く情報開示に努めている】ことかなと思います。
逆に依存している組織の特徴としては【都合の良い情報操作をしたがる】傾向にあるように思えます。
私の仕事は財務を中心としたコンサルティングがベースにありますから、まずは決算書などの必要なデータを開示いただくところから始まります。
最近ではほとんど見なくなりましたが、過去の経験から粉飾決算などをしている企業は絶対に成長しません。
まずは決算書を始めとした情報の透明性を高める事が必須だと思います。
とは言え役員報酬などのセンシティブな部分まで全てを開示すればよいというわけではありません。
例えば子どもがお小遣いを上げてほしいという要求をしてきたときに、親の給料をすべて開示するわけではありませんよね?
とは言え社員は大人ですから、蟹工船のごとく馬車馬のように働けというのも通用しません。
大切なことは社員の視座を少しずつ少しずつ高めること。
まずは幹部の方々から順番に、どこまでを開示するのか?その目的は?という点を相互理解してもらった上で、顧問税理士さんなどとも相談の上で徐々に開示する事をお勧めします。
そういった意味では、顧問税理士さんとも視座を合わせておく必要がありますね。
≪今日の心がけ≫
組織のどんな情報が知りたいのかを整理しましょう