以前読んだ本の中に「ルールはプロとしての創造力を毀損する」という言葉を見かけました。
本当にその通りだと思います。
元々ルールは嫌いですし、昔からルールをかいくぐる方法ばかり考えていました。
そんなルール嫌いの当社には、一定のルールがあります。
なぜ組織としてルールを決めるのか?
それは公平な組織でありたいと思うからです。
例えば信号がそうですよね。
「周りの人の事をちゃんと見て、お互いに譲り合いの気持ちを持って道路を走りましょう」が通用するならば、信号機は要らないわけです。
大多数の人はちゃんと周りを見て譲り合っているのに、一部の人が全然気にせずに道路を走っていたら・・ルールを守っている人がいつまでも動けずに馬鹿をみることになります。
ある意味ルールとは、会社が求める水準を言語化したものと考えられます。
水準が低い人は周りを見る視野が狭いため、自分より水準が高い人が何をしているかを知りません。
周りからはその人の水準が低いことが問題視されていても、本人は周りを見ていないから自分の水準に気づかない。
そこに(本人にとっては)突然ルールが施行される。
そんな時、だいたいルールを守っていない人ほど「うちの会社はルールが多い!」と憤るわけです。
だから俯瞰と自己理解が大切なんです。
周りから自分がどう見られているかを気にするより、自分が周りをどう見ているか…定期的に考えたいものです。