大学を卒業後銀行員となったことが自分の社会人人生のスタートでした。
その後会計系のコンサル会社に転職して約20年前の30歳の時に財務コンサルタントとして独立しました。
それだけお伝えすると全てを数字で判断するイメージに捉えられることも多いです。
が徐々に自分なりにしたい事や今後の事を整理した時に、行きつくのは
『数字は手段。数字に振り回されずに使いこなせる教育が大事。』
ということ。
数字を分析する事が目的になってもいけないですし、数字という事実に基づかない経験則による
教育も危険だと思います。
数字は現状を把握したり考えていることを共有する最適で最短なツールであることは間違いありません。
しかし使いようによっては混乱を招くこともしばしば。
要は使いようってことですね。
ではその数字をどの様に使いこなせばよいのか?という事なのですが、それも時代によってかなり変わると思います。
今はVUCAと呼ばれる混とんとした時代(VUCAについてはネットでお調べくださいませ)。
それ以前の右肩上がりの時代と混沌・不透明・正解がないと言われるVUCAの時代では
まずは経営者に求められることが違います。
右肩上がりの時代に経営者やリーダーに求められることはとにかくゴールまでの道筋をクリアにして
到達までのプロセスを指し示して引っ張ること。
しかしこの混迷の時代にはリーダーに求められることも大きく変わります。
混沌としているからこそゴールは明確にする必要があるものの、そこまでのプロセスは分からないという
前提を持っていないと、スタッフにとっては返ってストレスを与えてしまいます。
この様にリーダーに求められることが変われば、当然その手段である数字の使い方も変わります。
それを一覧にするとこんな感じ。
以前は数字は『追いかけて追いかけられるもの』だったのですが、これからの時代は『不安な中での共通言語』
になるという事ですね。