講師力レベルアップ研修
-発達障害とその子どもとのかかわりを学ぶ-

特定非営利活動法人あっとすくーる

会社・団体

特定非営利活動法人あっとすくーる

会社・団体概要

所在地:大阪府箕面市西小路 2-7-22 MKM友ビル301号室
HP:https://atto-school.com/

事業内容

事業概要:学習塾事業・行政委託事業・講演事業
「楽しい!頑張ろう!の気持ちが芽生える、 ここにいると安心できる、 そんな居場所を子どもたちに」をコンセプトとした個別指導塾を運営。ボランティア大学生が講師となり、一人ひとりの子どもに寄り添っている。
講師力アップ研修のアイキャッチ画像
大阪箕面で個別学習塾を運営する特定非営利活動法人あっとすくーる様よりご依頼をいただき、「発達障害のある子どもとの関わり方」をテーマとした研修を実施いたしました。
対象は、同社が運営する学習塾で講師を務めている大学生の方々です。18名のボランティア大学生の方々にご参加いただき、皆さん熱心に研修に取り組まれていました。
研修依頼の背景
あっとすくーる代表 渡様よりご依頼。同学習塾には発達障害のある子どもも多く在籍しており、日々その子どもたちを見守る中で、渡様は次のような課題を感じておられました。
「本人の知的能力や障害特性から、学年相当の学習内容についていくのは難しい場合もある。しかし、保護者の方々は『できる限り普通の学校で学生生活を送ってほしい』と望まれるケースが多い。勉強を無理強いすることで『できない』経験が積み重なってしまう。」
そこで、学習以外にも子どもたちの将来の自立につながる選択肢を伝えられるよう、講師の視野を広げることを目的として、本研修をご依頼いただきました。
【当研修のゴール】
●発達障害について概要を理解できている
●発達障害のある子どもへの指導の切り口が増えている

発達障害とその子どもとのかかわりを学ぶ
研修講師は、プレジャーサポート仲摩。仲摩は東京都立特別支援学校(知的障害)中学部所属しその後、福岡の特別支援教育コーディネーターとして地域連携へ注力した経歴を持つコンサルタントです。

はじめに、発達障害についての概要を解説。以下のポイントを中心にお伝えしました。
●発達障害とは脳の個性に偏りがあり日常生活に支障がでてしまう状態のこと
●発達障害は病気ではないので治療をするものではない
●環境や関わり方、学び方を模索することで出来ることは増えていく
発達障害のある子どもたちに対する自分の役割とは?
発達障害の子どもはどのような将来を描くことができるのか、実例を紹介。その上で、「塾講師」である自分達の役割について考える時間を取りました。
発達障害のある子どもへの学習支援方法
最後に、学習障害について学び、「体感してみよう」ワークを通して、学習障害のある子どもたちの視点を体験的に理解しました。
その後、具体的な学習支援の方法や、子どもたちと信頼関係を築くための「提案・交渉型アプローチ」について解説。
研修の締めくくりには、「教育に関わること」の意義やすばらしさについて改めて問いかけ、参加者一人ひとりが自分の関わり方を見つめ直す時間としました。
■研修受講者の感想
研修受講後にアンケートを回答いただきました。受講者の感想を一部ご紹介します。

【大学生講師の感想(一部抜粋)】
●「自分が担当している子どもも学習障害があるので、そこに対するアプローチ方法のヒントが聞けてよかった。」
●「自分のことに置き換えられるように工夫してくださっていたので、とても考えやすかったです。塾の先生として自分がすべきことが想像できました。
●「授業内外で生徒のモチベーションが下がった時のやりとりに活用できそうだと感じました。」

【代表 渡様からの感想】
「すごく期待してた通りの内容だった。概論的にも押さえてもらったり、当事者の追体験ができたり、現場での実際に使える型を伝えてもらったので非常に良かったです。」