経験を成長につなげる。
新人成長促進研修とは?

ナカザワ建販株式会社 様

会社・団体

ナカザワ建販株式会社 様

会社・団体概要

住所:〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野4丁目3番20号
社員数:476名(2021年10月現在)
WEBサイト:http://www.nakazawa-kenpan.co.jp/

事業内容

≪未来を見つめ、新しい価値を創造し、幸せな家族、豊かな社会の実現に貢献する≫を経営理念とし、関西一円を網羅する販売網と自社物流体制、和歌山に加工工場を持ち、「住生活環境のしあわせ創造業」を追求しておられます。
管理職~新入社員まで幅広い層に受講いただいているナカザワ建販様。7月は新入社員向け研修全10回のカリキュラムの内、第4回を実施いたしました。
実施中の研修は、社会人として基本的な考え方や知識を学ぶ「新人基礎力定着研修」と、業務や研修で得た経験や知識を、教訓として蓄積するための考え方を学ぶ
「新人成長促進研修」の2つ。今回は「新人成長促進研修」についてご紹介します。
ミスした時、
罪悪感と反省で終わっていませんか?
失敗に反省はつきものとよくいわれます。新人成長促進研修では、失敗に対して「申し訳ないな…」で終わるのでなく、リフレクションすることがポイントだとお伝えしています。

多くの人は振り返りが重要であることは理解していますが、自己目的化していたり表面的なものになっていたりします。

リフレクションをすることで、表面的な意見だけでなく「なぜその意見になったか」「どんな経験からその意見が生まれたのか」を客観的に捉え、自分が大切にしたい価値観を見つけるところまで深掘りすることができます。

私たちは、成長のため・自分の人生を生きるための土台として、まずリフレクションを身に付けていただきたいと考えています。しかし、リフレクションで学びを得たとしても、全く同じ経験をする機会はほとんどないため、次の経験につなげることは容易ではありません。

そこで第4回「コツ化(教訓化)の技術」では、成長につなげるためのコツ化の方法として「具体的な行動目標」と「OK・NGの判断基準」の設定が重要だとお伝えしました。
研修の様子
1.反省→振り返りの後は、
 「具体的な行動目標の設定」
より行動(成長)しやすくなる状態を自分で作り出すためには、具体的な行動目標の設定が必要です。

例えば、見積書にミスがあった場合。
「次は事前にチェックする」という教訓を得ても、行動目標がないと「次気をつける」で終わります。この場合だと例えば、「10分タイマーをして確認する時間を作る」という行動を設定すれば、確実に実践することができます。

このように、具体的な行動を設定することでその結果が上手くいくかどうかに関わらず、成長につなげられます。うまくいった場合はうまくいった要因を探して次に活かせますし、うまくいかなかった場合は「なぜその方法でうまくいかなかったのか?」を考えることができます。


【行動目標を具体的にすることのメリット】
・具体的にすればするほど行動を起こしやすくなる
・間違いに自ら気づき軌道修正しやすくなる
・次に活かせる教訓を得やすくなる
・やりがいやおもしろさを実感しやすくなる


2.反省→振り返りの後は、
 「OK・NGの判断基準の設定」
「OK・NGの判断基準」とは、一つ一つの業務に対して教訓をもとに「ここまでできたらOK」という線引きを自分で設定することです。自分で設定することで、求められている水準を意識して業務に取り組めるようになります。

また、判断基準があることで「できた」「できなかった」が明確になり、次の改善策も立てやすくなります。

自分で判断基準を設定する経験を積み重ねることで、自分の意見が持てたり緊急時により的確な判断ができるようになったりします。一般的なスキルも重要ですが、この研修ではすべての社会人にとって欠かせない「自分で考え判断する力」を学んでいただいています。
新人成長促進研修のポイント!
一歩一歩着実に成長していくためには、これまでの経験を教訓にし、次の行動に活かすことが欠かせません。
リフレクションによって教訓を得て、それを応用(①具体的な行動設定②OK・NGの判断基準の設定)することで、確実に成長し、結果的に自分自身で成長実感を
生み出すことができる人材になることができます。