人事制度設計に携わる際には、社員の声に耳を傾けることが非常に重要です。
しかし、経営者の中には「不満の声が上がってきたら給料を変える」という方もいます。
このアプローチでは問題解決が遅く、社員にとっては「不満を解消しただけ」に終わります。
不満の声が耳に入るということは、すでに末期症状と言える段階で、そこから動き出すのでは遅すぎます。
大切なのは、声に出せない声を拾い上げ、先手を打つことです。
そのためには、評価・成果・対価が明確に連動していることが重要です。
この3つの間に整合性がなければ、社員は何を頑張ればよいのか分からず、モチベーションを失います。
評価と成果が適切に結びつき、それが公正な対価へと繋がる仕組みを整えることが、働きがいのある職場づくりの基本となります。
さらに重要なのは、社員一人ひとりが「自分が何を成し遂げれば評価されるのか」を明確に理解することです。
それにより、個人の努力がチームや組織全体の目標に寄与しやすくなり、働きやすさとやりがいが両立する職場環境が実現します。
今日のハタパ・チャレンジ
自社の評価・成果・対価が連動しているか、整合性を見直してみましょう。
*ハタパ・チャレンジとは、働くパフォーマンスを高めるための今日一日の目標です。