いよいよ今日で仕事納めとなりました。
今年一年を振り返ると、春頃からアフターコロナが本格化し、多くの企業が過去最高の倒産件数に直面しました。
その背景には、コロナ禍で蓄積した負債返済が進まなかったことが大きく影響しています。
改めて、体質を変えられた組織と旧態依然とした組織の明確な差を感じた一年でした。
夏以降、最低労働賃金の引き上げや社会保険の適用拡大が話題に上り、未来への課題が見えてきました。
最低賃金がこのまま上がれば、数年後には初任給が30万円を下回らない時代が到来する可能性があります。
これに伴い、若手人材を中心に給与全体の底上げが進み、全員が同水準で働くようなベーシックインカムのような環境が現実になるかもしれません。
そんな中で、今年私が学んだことは「評論家からの脱却」です。
自分では実践家を自負していましたが、改めて振り返ると、無難なアドバイスや汎用的な資料を提供することに
安心していた部分があったように思います。
以前ある経営者から「矢面に立たないコンサルタントは信用できない」と言われたことを思い出します。
最前線に立っているつもりが、いつの間にか後方支援に甘んじていたのかもしれません。
今年後半は、来春に向けた種まきの期間と位置づけて活動してきましたが、
つい先日、「来年は短絡的な成果を追い求めない方が良い」というアドバイスをいただきました。
来年は焦らず、水やりに徹する一年になりそうです。
今まで撒いた種がしっかりと芽を出し、育つための時間を大切にしたいと思います。
≪今日の心がけ≫
焦らず一つ一つの行動を丁寧に育てようと思います。