昨日、NPO法人ブレーンヒューマニティーの30周年行事に参加させていただきました。
この団体は学生主体で子どもの未来を創る活動を続けており、その創業者である能島さんや現代表理事の松本さんとは
社会起業家を輩出するNPOでもご一緒しています。
特に創業者の能島さんとは食の好みが合うことや、この団体の卒業生が当社の貴重な戦力として参画してもらっている関係でもあり
なくてはならない存在です。
しかし、30年間という長い年月をNPOとして継続してきたことは本当に驚嘆に値します。
祝辞の中で語られた「親にNPOで働きたいと言ったら、安全な銀行に行けと言われた時代」という話は懐かしく感じました。
この団体ができた当時に私自身もその親の考えや時代の流れに従い、銀行に就職しました。
しかし現在、私はソーシャルビジネスに関わり続けています。
それは多くの関係者が「ビジネス」ではなく「商い」をしようとしている姿勢に心を動かされたからです。
「ビジネス」とは語源の通り「忙しい苦行」を意味しますが、「商い」とは「秋に執り行う価値交換」を指します。
企業が社会課題に取り組む事例が増えてきた昨今、それが「当たり前」の時代になりつつあります。
私が考える社会課題とは、「将来に影響を及ぼし、未だ誰も解決できていないこと」です。
経済が発展すればするほど、解決されずに残っているのは、もはや社会課題だけです。
30周年行事に参加し、ブレーンヒューマニティーの歩みを拝見していると、来年20周年を迎える私たち自身が
「次の10年で何をすべきか」を考える貴重なきっかけをいただきました。
私たちもまた、社会課題にどう向き合うかを問い続けたいと思います。
≪今日の心がけ≫
社会課題を一つ選び、それにどう貢献するか考えましょう。