昨日に続き、現代の職場で感じられる課題について考えます。
最近ではファミレスに行けば猫型ロボットが料理を運んでくれる光景をよく目にします。
この便利さに感動しつつも、そのロボットに「ありがとう」と言う人はほとんどいません。
便利な技術が生活を支えてくれる一方で、「ありがとう」と言う回数が減っているのです。
ということは「ありがとう」と言われる回数も自然と減っているのではないでしょうか。
「ありがとう」という言葉には人の肯定感を高める力があります。
感謝の言葉を受け取ることで、「どうすればもっとありがとうと言ってもらえるだろう?」と考える習慣が生まれます。
これが成長やモチベーションの大きな原動力になります。
しかし、生まれたときからAIやロボットが当たり前の存在である若い世代にとっては、
「ありがとう」と言う機会も言われる機会も少ないのかもしれません。
その結果、社会に出て突然「お客様に感謝されるためにはどうすればよいか」を問われても、ピンと来ないのは当然かもしれません。
私たちが取り組むべきことは、「ありがとう」と言い合う文化を取り戻すことです。
小さなことでも感謝を伝え、それを受け取る喜びを共有することで、人間関係の中での成長や働く意義が見えてきます。
感謝の言葉は、AIやロボットにはできない、人間ならではの力です。
≪今日の心がけ≫
一日一回、身近な人に「ありがとう」を伝えましょう。