先日、社会課題をビジネスで解決することを目指すコンペ「edge」の合宿に参加しました。
このコンペは半年間、メンターと呼ばれる私たちが参加者と伴走し、最終的には競い合う場が設けられますが、
順位や勝敗はあくまで指標の一つに過ぎません。
私自身も2010年に挑戦者としてこのコンペに参加し、今は理事として関わらせていただいていますが、
この取り組みは一つのゴールではなく、むしろ社会に出るためのスタートと考えています。
夏から始まるプロジェクトは、翌年の冬にゴールを迎えます。
その期間で参加者が何を学び、何を手放すかが本質的な成果です。
今回の合宿でも「さまざまな意見を聞いて考えが変わった」と話す方が多くいましたが、
本当に重要なのはその考えが具体的な行動の変化にどうつながるかです。
行動を変えることができて初めて、社会に具体的な影響を与えられるからです。
多くの方は、「思考の変化」に焦点を当てますが、「行動の変化」こそが一層大切です。
考え方を柔軟にするのは比較的容易ですが、行動を持続的に変えるのは難しいものです。
特に、社会課題という大きなテーマに挑む志を持った方々だからこそ、持続可能な変化が求められます。
そのため、私たちメンターの役割は、参加者が行動の変化を支えられるよう伴走し続けることだと思っています。
志だけでなく、実践によって得た成功と学びを積み重ねることが、社会課題を解決するための最も有効な手段になるはずです。
行動の変化を積み重ねることで、社会に対するインパクトを高め、持続可能な未来を共に築いていきたいと考えています。
≪今日の心がけ≫
新しい考えを行動に変え、日々の実践を積み重ねましょう。