先日、西大和学園の皆さんに目標設定についてお話しする機会がありました。
学校生活の中で設定される目標は、周囲のサポートが充実しているため、達成しやすい環境が整っています。
勉強やクラブ活動においても、先生や仲間が支えてくれ、目標に向かって進むサポートが充実しているのです。
その間に自分なりのコツを見つけ、自走力を身につけた学生は社会に出てからも自ら目標を設定し、行動に移すことができます。
しかし、実際には多くの大人が、社会に出てからサポートがないと目標達成が難しいと感じています。
その結果、目標達成ができないと「自分はダメだ」と自己否定に陥りやすいのです。
しかし、これは決して「ダメな人」という意味ではありません。
単に、学校にいる間に目標設定のスキルを学ぶ機会が少なかっただけなのです。
社会に出てからも、サポートなしで目標を設定し、それを達成することが難しいのは当然です。
だからこそ、大人になってからでも目標設定のスキルを学び直し、高めていくことが重要です。
まずは自分の目標を具体的かつ達成可能な形に分解する力を身につけましょう。
達成までのプロセスを細分化し少しずつ進んでいくことで、自己肯定感が高まり、次の目標にも前向きに取り組むことができます。
また、目標を達成するために必要なリソースを積極的に探し、自分自身で環境を整える力も重要です。
これにより、周囲のサポートに頼らずとも、自分で状況をコントロールできるようになります。
学校生活と社会人生活の違いを理解し、目標設定のスキルを高めることで、自己否定に陥らず前向きに進んでいく力を育てていきましょう。
≪今日の心がけ≫
小さな目標を設定し、達成感を積み重ねていきましょう。