先日のブログで『僕はそう思わない』と返答する社員が増えたという話をしました。
確かに、お客様の視点を理解し、自分の意見と向き合うことは大切ですが、それは社員だけに求めるものではありません。
上司や経営者も、社員の視点をしっかりと理解し、耳を傾ける姿勢が必要です。
よくあるのは、上司や経営者が「自分の経験や実績がすべて正しい」という固定観念にとらわれ、
部下や社員の意見を無視するケースです。
「俺はそう思わない」と言ってしまうのは、お互いの成長を阻害する大きな要因です。
特に今の若い世代は、価値観が多様化しており、一概に「これが正しい」とは言い切れない時代です。
社員は顧客目線を持つことが求められますが、同時に経営者や上司が社員の目線を理解することも同じくらい重要です。
社員が何を考え、どんな悩みを抱えているのか、その理解が欠けていれば、指導は空回りし、組織全体がギクシャクしてしまいます。
上司や経営者が社員目線を持ち、歩み寄りながら対話することで、お互いが成長できる環境が生まれるはずです。
会社全体が一つの目標に向かって歩んでいる中で、それぞれの立場で感じることは違います。
だからこそ、上司や経営者は「なぜ社員がそう感じるのか?」という視点を持ち、共感しながら対応していくことが大切です。
お互いが分かり合える環境を作る努力は、成長を促す大きな原動力になるでしょう。
≪今日の心がけ≫
顧客目線だけでなく、社員目線にも心を向け、互いに理解し合える環境を目指しましょう。