先日、メジャーリーグに挑戦した元プロ野球選手のインタビュー動画を見ました。
WBCにも出場した強打者で実績のある選手です。
その選手が話していたのは、メジャーのコーチはとにかく「教えない」ということでした。
選手がどれだけ苦戦していても、コーチはただじっと見守るだけで、一切口を出さないのです。
ところが、選手がアドバイスを求めてきた瞬間、コーチはこれまで貯め込んでいた膨大な資料を取り出し、
詳細に指導を始めるそうです。
その選手が「もし自分がアドバイスを求めなければ、その資料は一生日の目を見ないのか?」と尋ねたところ、
コーチは「自ら教えを求めに来ない者に教える必要はない」と答えたそうです。
この話にはとても考えさせられました。
私たちも仕事や生活の中で「アドバイスをしているつもり」が、実は単なる押し付けになっていることはないでしょうか?
受け取る側が心から求めていなければ、どれだけ良いアドバイスも意味を持たないのかもしれません。
メジャーのコーチの姿勢は、相手が自ら学びたい、成長したいという意志を持つまで待つこと。
私たちも、自分の思いを一方的に押し付けるのではなく、相手が求めるタイミングを見極め、
その時こそ最大限のサポートをしていくべきなのだと改めて感じました。
≪今日の心がけ≫
自らアドバイスをもらいに行ける人になりましょう