2024年9月2日

598話 真っ白な画用紙

毎週、奈良にある西大和学園様で1時間ほど講義の時間をいただいています。

この学校の考え方にはとても共感しています。

責任者の方から

「勉強ばかりでは、社会に出た時に本来持っているポテンシャルを発揮できない。だから、社会体験を積ませたい」

とのご依頼があったからです。

この取り組みに大いに賛同し、私のライフワークでもある「働きがい」について学生たちと考える時間を

創らせてもらえることは、私にとってまたとない好機です。

そのため、毎週その時間を心待ちにしています。

 

やっていることは学生たちと一緒に働きがいとは何ぞやを考えること。

もちろん働いた経験のない学生たちですから、私から一定の情報を提供した上で彼らには極力自分の力で考える機会を提供しています。

 

西大和学園は全国有数の進学校で、学生たちの理解力は非常に高いです。

しかし、同時に彼らは本当に「真っ白な画用紙」のようでもあります。

この純粋さにこそ、大きな可能性が秘められていると感じます。

例えば、同じ15歳でも、どこで過ごすか、どんな大人と関わるかによって、その画用紙に何が描かれるかは大きく変わります。

どんな色で、どんな形で未来が描かれるのか。それが180度変わる可能性があるのです。

私がその適任者であるとは思いませんが、一人でも多くの学生たちの画用紙が「未来への希望」をタイトルにした作品になってくれればと願っています。

この講義を通して、彼らがどんな色を見つけ、どんな絵を描いていくのか、そのプロセスを支援できることを誇りに思います。

≪今日の心がけ≫
自分の画用紙に自分で描きましょう