上手くいっている企業と伸び悩んでいる企業の違いに、「決断できる」という要素が大きいことが
年を追うごとに明確になってきました。
言葉はきついですが、伸びていない会社の経営者は「自ら決める」ことができません。
よく「私は社員の主体性を重んじている」という言葉を使いますが、それはあくまで仮説検証の段階に過ぎません。
最終的な決裁を「社員はどう思うか」に委ねるのは間違いです。
もちろん、社員の意見や創意を重視することは大切ですが、最後の最後は「社員の創意をくみ取ったうえで私がこう思う」
と言い切れる経営者であるべきです。
決断力のある経営者は、状況を冷静に分析し、必要な情報を収集し、自らの直感や経験を信じて決定を下します。
そして、その決定に対して責任を持つことができるのです。
この姿勢が、組織全体に信頼と安心感をもたらし、社員たちも自信を持って業務に取り組むことができます。
また、決断力は常に正しい選択をすることだけでなく、失敗した際にも迅速に修正し、新たな方向性を打ち出す能力でもあります。
この柔軟性が、企業の成長を支える重要な要素となります。
私たち経営者は、社員たちの意見を尊重しつつも、最終的な決断を自ら下すことが求められます。
「職業欄は決裁者」という意識を持ち、組織全体をリードする存在であり続けたいと思います。
≪今日の心がけ≫
社員の意見を尊重しつつ、最後は自ら決断しましょう。