先日、社内で半期総会を開催しました。
私は昔から時間軸について関心がありました。
ジャネーの法則というものがありますが、人は加齢とともに1年を早く感じるようになるというものです。
つまり、年を追うほどに『未来を見る』という時間軸の未来が遠くなるのです。
例えば、創業20年で50歳の私の『ちょっと先を見つめよう』という『ちょっと』は少なくとも3年後くらいを指しています。
しかし、入社して2か月の若者にとっての『ちょっと先』はせいぜい3か月程度なのではないでしょうか?
この時間軸の違いを認識した上で、共に未来を見つめたいと思います。
二宮尊徳の言葉に次のようなものがあります。
「遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。
近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず、
唯眼前の利に迷うてまかずして取り、植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。」
要約すると、未来のために諦めずに種をまき続けることの重要性を説いています。
短期的な利益だけを追求するのではなく、長期的な視野で計画を立て、
努力を惜しまないことが、結果として豊かな未来を築く鍵となります。
私たちの企業も同様に、長期的な視野を持ち、今すぐの成果だけでなく、
未来に向けた種まきを大切にしていきましょう。
これにより、持続可能な成長を遂げることができるのです。
社員一人ひとりが、自分の時間軸と未来のビジョンを共有し、共に歩むことで、
組織全体が強固な基盤を築き、より良い未来を目指すことができます。
≪今日の心がけ≫
できる範囲で未来を見つめてみましょう