様々な職種の、色々なステージを見ることができるのがこの仕事の面白いところです。
その際、私は次のような流れで企業を見るようにしています。
➀経営理念
➁全社戦略
➂市場分析
④経営資源分析
⑤経営戦略
⑥人材マネジメント
⑦財務分析
再び➀…
この流れで企業を俯瞰し、そのどこに課題があり、どのように解決しようと考えているのかを伴走することが楽しみです。
中長期的にうまくいっている企業は、経営者がこれらを俯瞰し、自己理解が伴っていることが多いです。
逆に、うまくいっていない組織は、これらの要素がちぐはぐになっていたり、うまく機能していないことが見受けられます。
例えば、経営理念が社員に浸透していなかったり、全社戦略が不明確であったりするような川上に問題があるケースや、
理念や抽象的な方針は固まっているのに、川下の戦略が弱い組織も。
自社のどこに課題と伸びしろがあるのかを俯瞰して見ることが重要です。
それによって、具体的な改善策や戦略を立てることができ、組織全体の成長につなげることができます。
また、経営理念や全社戦略が明確であれば、社員一人ひとりが自分の役割を理解し、働きがいを感じながら業務に取り組むことができます。
経営者として、これらの要素を常に見直し、改善していく姿勢が求められます。
論語で始まり算盤を締める経営とは、倫理や価値観を大切にしながら、具体的な数字や成果に結びつけることです。
これを実践することで、企業全体のバランスが取れ、持続的な成長が可能となります。
≪今日の心がけ≫
自社の➀~⑦を整理してみましょう