先日、ある若手経営者の方と話をする機会をいただきました。
その方は非常にまじめな方で、経営について深く思い悩んでいるとのことでした。
彼の悩みは『正しい経営を知りたい』というものでしたが、大変困りました。
もちろん経営のフレームワークやそれっぽい資料をお渡しする事は何ら問題ありません。
しかし、私が大切にしているのは「我以外皆師なり」という、作家の吉川英治氏が残した言葉です。
この言葉の意味は、年長者や若者、ネットで見た動画の人、本を書いた著者、道で偶然すれ違った人など、
どんな人からでも学べることがあると解釈できます。
どんな出会いも無駄にはならず、自分の成長に繋がる貴重な教えをもたらしてくれるのです。
その若手経営者の方には、自分自身の体験や考えを壁打ちする相手を見つけることが大切だと伝えました。
経営の悩みや疑問を共有し、意見を交換することで、新たな視点や解決策が見えてくることがあります。
また、他人の経験や知識を吸収することで、自分自身の経営スタイルを磨き上げることができるでしょう。
壁打ちの相手としては、同僚や先輩、異業種の経営者、さらには専門のコーチやメンターなどが考えられます。
大切なのは、オープンな心で他人の意見を受け入れ、自分自身の成長の糧とすることです。
私たちが経営者として成長するためには、常に学び続ける姿勢が重要です。
どんな出会いも成長の機会と捉え、学びを深めていくことで、より良い経営ができるようになります。
自分一人で悩まず、他人の知恵や経験を積極的に取り入れましょう。
≪今日の心がけ≫
壁打ちの相手を見つけましょう