543話　天命を知る

先日ある経営者の方と話をしていた時のこと。

彼は私よりも少し若いのですが、徐々に今の肩書を外していくとのことでした。

私は数年前に尊敬する経営者の方が引退する（社長の職を降りる）タイミングで、

色々なことを考えました。

あぁ、自分もそろそろ準備しないとな。

あまりこのポジションにしがみつくのも、老害になっていないかな？

恐らく50歳の声を聞いたとき、本能的にあと一回りで還暦が来る事を想像しているのかも。

古くからの慣習的に還暦＝引退というイメージがこびりついているのかもしれません。

ただ、その時に自分が出した結論としては

『いや、まだやり残していることもあるだろ。』

でした。

確かに老害になるようなことをしてはなりませんが、まだまだ自分が掲げたビジョン

『自分の役割に自信を持ち、互いの価値を認め合える社会を創る』という状態には

遠く及ばないどころか、逆行している感すらあります。

だからこそ、自分を高めできる事を実直にやり続けることが大切なんだと思います。

子曰く、吾十有五にして学に志す。

三十にして立つ。

四十にして惑わず。

五十にして天命を知る。

六十にして耳順う。

七十にして心の欲する所に従えども矩（のり）を踰えず（こえず）。

≪今日の心がけ≫

自分のビジョンを追い続けましょう

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