2024年3月8日

485話 『無駄な人生』への違和感

インターネット上でよく見かける動画。

サラリーマンが満員電車に揺られて苦悶の表情を浮かべています。

歯車のように無意味に働く様子を描いた動画の最後は『無駄な人生を送る事へ問い』で終わっています。

 

私はそこに強い違和感を抱いています。

これらのメッセージは「仕事に没頭する事=無駄な人生」というレッテルを貼り、仕事をただの苦痛として描きがちです。

しかしこのような描写は、仕事の本質や価値を見誤っていると言えるでしょう。

 

先ほどの動画に賛同して、自由と時間を勝ち取った人は何をするのでしょうか?

仮に1時間を勝ち取った人は、YouTubeを見る時間が1時間長くなるだけではないのでしょうか?

 

逆に、先ほどの満員電車に乗っている人たちが“嫌な職場に向かう”という前提ではなく“誰かの役に立ちに行く”と、置き換えたらどんな表情を創造するのでしょうか?

 

この様に、仕事がもたらす価値や意味に対する理解が深まれば、これらのシーンへの見方は根本から変わります。

仕事=誰かの役に立つという視点を持つことで、毎日の業務が全く新しい光で見えてくるのです。

もちろん、日々の仕事には困難や挑戦が伴いますが、それを乗り越えることで自分自身も成長し、何よりも自分の仕事が誰かのためになっているという実感を得られるのです。

 

多くの場合、仕事の価値は目に見える形で現れませんが、私たちの努力が誰かの問題を解決し、誰かの生活をより良いものに変えていると考えれば、仕事への取り組み方も変わってくるはずです。

たとえその成果が直接的には見えなくても、仕事を通じて社会に貢献しているという認識は、日々の労働に深い意味を与えてくれます。

 

自分らしい時間の使い方を模索することは大切ですが、それは仕事を排除することではなく、仕事を通じて自己実現を図ることでもあり得ます。

自分の仕事が誰かの役に立っていると感じる瞬間こそ、自分らしさを最も認識している時かもしれません。

 

≪今日の心がけ≫

働く目的を自分の言葉で話せるようにしましょう