前々回より社会保険料の話が続きますが、別に私は社労士ではありませんので手続き的なことを言いたいわけではありません。
国の施策には必ず背景があります。
それがとても近視眼的なものであろうと、国家100年の計に則っていようが何らかのメッセージがあるわけです。
今、議論されている社会保険料の適用拡大にはどんなメッセージがあると思いますか?
私は政治家でも社会保険の仕組みを作る委員会のメンバーでもありませんから、本意は分かりません。
しかし少なくとも『制度が施行された戦前戦後に描かれていた通りの制度運用ができておらず、むしろ制度破綻を回避する為の施策を講じなければならない段階になっている』ことくらいは素人でもわかります。
ということは、この制度の前提である『福祉国家日本』とは程遠い道を歩んでおり、『自立国家日本』に近づいて行っているのではないのでしょうか。
(ここから政策提言をして実は私、来年議員に立候補しますというオチではありません。ただの事実確認です。)
ここで自立という言葉が適切なのか?
単に政府の目論見間違いを国民に押し付けているだけなのではないか?
といった論議はひとまずさておき。
私たちは今、自立を求められていることは間違いありません。
社会保険についても今回適用になる方だけが考えるのではなく、私たちの将来設計にも目を向ける時期が来ていることは間違いありません。
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