近年の経営は独裁政治やトップダウンというものが受け入れられなくなりました。
今の経営のキーワードが“納得性”であることを考えると、当然と言えそうです。
しかし、それと同時に見受けられるようになってきたのが『決めきれない経営者』という状態。
何でもかんでも『みんなで決めよう』という手法が増えてきたように思えます。
これには少し違和感がありますね。
社員の皆さんは『納得性が欲しい』だけであって『お前たちが勝手に決めろ』という状態を
望んでいるわけではありません。
大切なことは『納得するまで話し合って、最後は代表権を持つ私が決めます』という姿勢が
必要なのではないでしょうか?
『うちの社員は主体性に欠けている』という経営者ほど、実は自分自身が決めるのを放棄している
傾向もあるのでは?と心に停めておきたいですね。
独裁政権の対極にある民主主義というのは、全ての物事を多数決で決める事を指してはいません。
決裁権を持つ方を多数決で選んでいるだけです。
≪今日の心がけ≫
まずは自分で決めましょう