先日ある幹部職に就いている方と話をしていると、「何となく気持ちが乗っていかない」と。
「自分は他の幹部よりもモチベーションが低い」という自己理解のようです。
そこで「あなたはどうなりたいですか?」という素朴な疑問を投げさせていただいたのですが、返ってきた返事は「100万円の売上を上げたい」とのことでした。
そのこと自体は違和感ないのですが、それは目標であって目的ではありません。
そこで、もう少し深掘りしてみることに。
「100万円の売上が上がればどうなりますか?」
「何となく給料も上がるのかなぁ…と思います」
「給料が上がればどうなりますか?」
「・・・」
この方に限らず、ほとんどの方がこの質問のあとから返事がなくなります。
人間の動機づけは「こうなりたい(マイナス)」か「こうなりたくない(プラス)」か。
その思いが強ければ強いほど行動が変わります。
−100でも+100でも、100は100ということですね。
「こうなりたくない」の究極は“命がなくなること”なので、仮に「100万円の目標にいかなければ命がない」と決まれば今より必ずパフォーマンスは上がります(懸命というくらいなので)。
難しいのは「命がないというのと同じくらいの大きなプラスのパワーを見つけること」。
もちろん−100を突きつけられ続ければ生きた心地がしないでしょうから、+100のエネルギーでモチベーションを上げたいところ。
あなたの+100は何でしょうか?見つけてみてくださいね。