この10年ほど、『〇年後にはなくなる仕事ランキング』というものが目につくようになりました。
働きはじめて何年か過ぎた頃から『この仕事は本当に自分がいないといけないの事なのか?』を考えるようになりました。
自分の価値が高いとか低いとかではなく、自分のいただいている給料以上の価値を見出すにはそこは避けて通れませんでした。
例えばシュレッダーやコピーというお仕事。
性格的に単調な仕事が苦手というのもありますが、1500円の時給をいただいている自分が、丸1時間シュレッダーを掛けていて役に立てているのか?という疑問です。
その時の選択肢は3つ。
選択肢➀ 1時間ではなく30分で済ませる工夫や努力をする
選択肢➁ 同じ1時間でも、自分にしかできない付加価値を付ける
(例えばコピーした資料の並べ方や次の改善提案)
選択肢➂ 誰か違う人に代わってもらう
もちろん新人の僕には➂という選択肢はありませんでしたから、➀➁の中でベストを尽くすしかないですが・・・。
この中の選択肢➂が、この10年でAIという言葉でリアルになってきたのだと思います。
それも本人が望むとか望まない、好きとか嫌いではなく。
ですからここはものの考え方で、“AIに仕事が取って代わられるのではなく、AIもライバルの一つになる”ということなのかなと思います。
事務のお仕事や軽作業などがAIとの対比で用いられますが、20年前には想像できなかったことが今では当たり前になってきています。
もっと極端に言えば、3年前にオンライン会議なんて想像できたでしょうか?
恐らく大半が、少なくともほとんどの中小零細企業の方々がテレビの中の世界のように思っていたのではないでしょうか?
ですから、美容業だって『髪を切るという仕事は人間にしかできない』なんて3Dプリンターの発達でいくらでも変わられる可能性はあります。
ただ一つ言えることは『あなただからお金を払いたいという感情が人間にはある』ということ。
あなただからお金を払いたいとお客様や会社から言い続けてもらえる人にはなりたいですね。