2022年7月1日

353話 独り言の習慣

人間は脳からの伝達で体が動くようにできています。

ですから脳がどう感じるかがとても大切。

脳は外部からの刺激で動きますから、外部から流入する情報はとても大切、ということになります。

ですから、自分の周りにどんな情報コンテンツを配置するのかはとても大切なわけです。

そういう意味で、どんなコミュニティに身を置くかはとても重要なわけですね。

 

例えば自分の周りにいる人が全てネガティブな発言しかしない人ならば、流入してくる情報(言語)は全てネガティブなものになります。

そうなると脳は常にその刺激を受け続けますから、次第にそちらに洗脳されていくわけです。

これはどんなに健全な考え方を持っている人でも徐々にそうなってしまいます。

子どもが言葉を覚えるのと同じで、日本人として生まれても周りが全て英語しか話していなければ英語しか覚えないですよね。

 

他人から『そんなことができるわけない』と毎日言われたとします。

名言格言を残すような偉人であれば『どんなに他人がそう言おうと、自分が信じた道を歩むべきだ。』というでしょうが、

普通の人間ならば『そりゃ無理だろうな。』となります。

しかし、自分自身がその外部情報の発信源になってしまうこともあるわけです。

それが『独り言』ですね。

脳は外部からの情報を自分が言ったことも他人が言ったことも『言語』として取り入れます。

ですから他人が言った言葉であろうと自分が言った言葉であろうと、全て外部情報として取り入れるわけです。

 

たまに口癖が『難しい。』となってしまっている人がいます。

僕自身もそういう傾向があるので気持ちが分からなくもないのですが、そういった人は要注意。

わざわざ自分がネガティブな外部情報源になっている可能性が高いので。

人は『難しい』という言葉を耳にすると自然と『なぜ難しいのか?』と考え始めます。

そうするとできない理由が色々と思い浮かぶわけですね。

しかしその『難しい』という独り言を『できるはず』に変換すると『なぜできるのか?』と考え始めるのです。

するとできる方法を見つけようとし始めるわけです。

よく『可能性思考を持った方が良い』と言われますが、それ自体は簡単なことではありません。

しかし、口から出そうになる『難しい』を『できるはず』に矯正することは誰にでもできます。

一度独り言の習慣を変えてみませんか?