2022年6月3日

345話 ○○さんだから

学生のころに母親に言われた言葉が忘れられません。

『〇〇君にできて、あんたにできない理由がない。』

今でもそうですが身体の3分の2がコンプレックスでできているので、何かにつけて他人と比較しては凹むという人生を歩んできました。

社会人になったばかりのころ、同じ大学のクラス、同じアルバイトで就職先の銀行まで同じという仲の良い友達がいました。

彼はリーダーシップの塊のような人で、ルックスも良くて常にチームの真ん中にいました。

銀行に入ってからも成績優秀で一番を走っていました。

 

ちなみにその当時の社員がこんな感じ。

 

何かのはずみで母親に『あいつには勝てないから。』と言った時に言われたのが冒頭の言葉です。

今思えば負けん気の強い母らしい言葉ですし、当時の自分にとっては発奮材料になったことは確かです。

20年ほど時がたち、自分なりにこの言葉を解釈しなおしています。

『〇〇君にできて、自分にできない理由がない。』

も確かにそうなのですが、僕自身は〇〇君になりたいわけでもないよなと。

 

それよりも大切なことは『〇〇君だからすごい』のではなく『〇〇君が△△をしているのがすごい。』わけですね。

ですから、その△△を設定しないと前には進めないというか、生まれ変わって彼になるしか方法はないわけです。

大切なことは〇〇君を目指すことでも引け目を覚える事でもなく、〇〇君の△△という行動を見極める事です。

 

もっと言えば自分自身がどうなりたいのか?を明確に持っておかないと、ブレブレの人生に・・・。

おぉ怖い。