2022年5月30日

344話 人間万事塞翁が馬

『人間万事塞翁が馬』ということわざがあります。

中国の塞という地に住むおじいさんの話です。

話のあらすじはググってもらえればすぐに出てきますが、僕なりの解釈を。

 

自分自身がそうなのですが、上手くいっているときは不安になります。

上手くいっていないときは前向きになれます。

普通はそれが逆だと思うんです。

上手くいっているときほど浮かれた気持ちになり、上手くいっていないときほど沈んだ気持ちになる方が多いのではないでしょうか?

 

なぜ逆になるのかというと『今の行動の答え合わせは後からしかできない』と思っているから。

今上手くいっているのはきっと過去の言動の結果が出てきただけなので、過去にお世話になった方に感謝します。

『稔るほど頭を垂れる稲穂かな。』

昔の人はほんまにええこと仰ってます。

 

 

その時に『そんな方々とご縁を繋いでくれた俺、ありがとう。』も忘れません(自己肯定感を自分で高めるテクニックです)。

逆に上手くいっているときは周りが見えにくくなりますから、だいたい近くにいる人に迷惑かけてます。ごめんなさい。

だから不安になります。

『気づかぬ内に誰かを傷つけてないかな?』って。

『それならば今日の言動は半年後の自分に感謝してもらえるかな?』って。

 

上手くいっていないときはもちろん凹みます。

が必要以上に自分を責めないようにしています。

厳密には『今の自分を』責めないようにしています。

だって・・・。

今の結果は過去の自分が蒔いた種なので。

過去の自分という他人(ややこしいな)の言動をしっかりと見つめて、受け入れ、今の自分は何をすべきなのかを考えたいですね。