今年はいつもの年と違うものの、お盆の帰省の季節です。
この時期、いつも管理者の方にお伝えしているのが、『新人さんたちに今の立ち位置を伝える』という事です。
4月に入社した方々は、学生と社会人の大きな壁を感じた4ヶ月だったと思います。
もしかするとこの4ヶ月で『社会人になりきれなかった人』が離職するなど、思わしくない選択をしたかもしれません。
まずはそれを乗り越えることができた方々は、称賛に値しますね。
ところが人間誰でも3ヶ月すれば“慣れ”が出てきます。
何となく『自分探し』といった言った言葉が出てくるのもこの時期です。
『自分は何をしたいのか?』『本当にこの仕事がしたかったのか?』なんて、迷いが出てくるのもこの季節。
中学生がクラブに入り、球拾いばかりしていた頃から徐々に実戦練習が始まるタイミングと同じです。
その時に、やっと球拾いからバットを握らせてもらえたばかりの1年生が、『僕がしたかったのは本当に野球なのか?』なんて考えるのがおかしい事ですよね?
そんな事より、まずは試合に出ることができる体力をつけ、練習で結果を出すことが大切なのですが…
そんなタイミングでお盆で帰省して、同級生と話をしたときに、混乱が生まれることも…
同じ4月入社でも、結果が出やすい仕事をしている人ほど、『俺は今こんな仕事ができていて成果が出ている』ってな話になります。
中には『うちの会社はこんなに給料が高くて休みも多くて…』ってな会話も…
その時に大切なのが、労働観と職業観なのです。
色々な人と色々な仕事を見てきましたが、簡単につきやすい筋肉が簡単に落ちやすいのと同じ様に、簡単に上がる業績は長続きしないものです。
それよりも、何のために働いていて、自分のした事が誰のどんな事に貢献できているのか?を見つめたいものです。
もちろんそれは簡単なことではありません。
簡単にできない事だからこそ“あなたがする”意味があり、“あなたにしかできない事”だからこそ、自分の役割に自信を持つことができるのです。
それをこの時期は確認しておきたいですね。