色々な企業で人事考課の仕組みを作ってきましたが、プレジャーサポートの人事考課制度は少し変わっていると思います。
人事考課の項目自体は、身に付けておいた方が良い習慣を10個ほどチョイスした、シンプルなものです。
役割に応じて3パターンほどに分かれていますが、最終的にはオーダーメイドが望ましいと思っています。
何が変わっているのかというと、全て自主申告で、上司である僕は一切修正しません。
この人事考課はお給料とも連動する仕組みなので、自主申告が高ければ、少しだけですが給料が上がる仕組みになっています。
『だったらみんな高い点数をつけるのでは⁉️』と思うかもしれませんが、痛みと快楽が待っています。
痛みの一つ目は、毎月5日の提出日に出してこなければ、0点です。
開始当初の2ヶ月だけは『2ヶ月だけ督促のアナウンスを流しますが、それ以降は各自でお願いします。』と伝え、約束通り2ヶ月はアナウンスしましたが、そこからは何も伝えていません。
大前提のセルフマネジメントができないと、話にならないからです。
そして、もう一つの“痛み”ですが、どんなに人事考課が高くても、他者評価とギャップがあれば辛いと思います。
では他者評価は誰がするのか?
それは、お客様がしてくださいます。人事考課の自己評価は100点なのに業績が上がらない場合、
①人事考課と成果に連動性がない
②自己評価が間違えている
のどちらかです。
だから、敢えて本人の申告に任せています。
では、何のために上司である僕はそれを見るのか?
様々な組織で人事考課に携わってきましたが、一番のリスクは“ギャップ”なんです。
本人が⭕️だと思っててこちらも⭕️ならば何も問題ありません。
一番厄介なのが、本人は頑張っていると思っている⭕️の状態なのに、こっちは❌の評価になってしまっているとき。
だから僕は、みんなが何を努力している(つもり)かを知る必要もあります。
ただし、一つだけ修正する様に促すことがあります。
それは『もっと高くつければ良いのに』と思うときです。
自己評価が低いということは、結局正しい判断ができていないということですから。
自分の役割に自信を持つことができる人になって欲しいですね。