2025年1月21日

689話 人事制度① 評価・成果・対価

人事制度設計に携わる際には、社員の声に耳を傾けることが非常に重要です。

しかし、経営者の中には「不満の声が上がってきたら給料を変える」という方もいます。

このアプローチでは問題解決が遅く、社員にとっては「不満を解消しただけ」に終わります。

 

不満の声が耳に入るということは、すでに末期症状と言える段階で、そこから動き出すのでは遅すぎます。

大切なのは、声に出せない声を拾い上げ、先手を打つことです。

そのためには、評価・成果・対価が明確に連動していることが重要です。

この3つの間に整合性がなければ、社員は何を頑張ればよいのか分からず、モチベーションを失います。

評価と成果が適切に結びつき、それが公正な対価へと繋がる仕組みを整えることが、働きがいのある職場づくりの基本となります。

 

さらに重要なのは、社員一人ひとりが「自分が何を成し遂げれば評価されるのか」を明確に理解することです。

それにより、個人の努力がチームや組織全体の目標に寄与しやすくなり、働きやすさとやりがいが両立する職場環境が実現します。

 


今日のハタパ・チャレンジ

自社の評価・成果・対価が連動しているか、整合性を見直してみましょう。

*ハタパ・チャレンジとは、働くパフォーマンスを高めるための今日一日の目標です。