2024年12月24日

675話 人事を尽くして天命を待つ

先日、ある経営者の方と「人事を尽くして天命を待つ」という言葉について話をする機会がありました。

この言葉は、私自身もFacebookの自己紹介欄に書いているほどお気に入りで、座右の銘にしています。

私なりの解釈では

「一日を全力で行き切った後、寝る前には『もうできることはし尽くしたから、あとは天運に任せるしかない!』と思える毎日を送りたい」というものです。

 

その経営者の方は、さらにこの言葉を深く捉え、「コントロールできることと、できないことをうまく使い分けている言葉だ」と話してくれました。

確かに「人事を尽くして」という前半部分は、自分でコントロールできる範囲の努力を指しており、

「天命を待つ」という後半部分は、自分ではどうにもできない事態や結果を受け入れることを意味しているのです。

この解釈には私も非常に納得しました。

日常生活や仕事の中では、コントロールできることとできないことが混在しています。

努力を尽くすべき部分に全力を注ぐことは大切ですが、それでも結果がどうなるかは自分の手を離れていることも少なくありません。

こうした状況で、「すべてを自分の責任に感じる」のではなく、適切な境界を引いて自分を守る考え方は、とても重要だと感じました。

皆さんは、日々「人事を尽くして」いますか?

そして「天命を待つ」心の余裕を持てていますか?

コントロールできる部分に集中し、最善を尽くしたら、あとは結果を受け入れる。

その積み重ねが、穏やかで充実した毎日を作るのではないでしょうか。

 


≪今日の心がけ≫
コントロールできることに全力を注ぎ、結果を受け入れる心の余裕を持ちましょう。