最近、企業から「業務を任せる以前のレベルで悩む」という相談をよく受けます。
この問題を単に「最近の若者」の特性として片付けるのは簡単ですが、
実際にはそれを取り巻く環境や指導方法に問題があることも多いものです。
そこで、社会人基礎力の一つである課題発見力について考えてみます。
課題発見力とは、現状をただ受け入れるのではなく、「どうすればもっと良くなるか」を考える力です。
この力は、成長や成果を追求するうえで非常に重要な要素です。
現状に満足してしまうと改善のチャンスを逃してしまい、新しいアイデアやより良い結果を生み出すことが難しくなります。
一方で、改善点を見つける力を身につければ、小さな工夫から大きな成果へと繋げることができます。
課題発見力を鍛えるためには、まず身近な環境や日々の仕事の中で、「どこを改善すればもっと良くなるか」を意識してみることが大切です。
例えば、プロジェクトの進行中に無駄な工程はないか、あるいはチーム内のコミュニケーションがスムーズに取れているかなど、
現状を分析する視点を持つことで、自然と改善の方向性が見えてきます。
この力を高めることで、単なる作業者からチームを引っ張る存在へと成長できます。
自分が気づいた改善点を共有し、周囲とともに解決策を模索することで、職場全体のレベルアップにも繋がります。
≪今日の心がけ≫
日常の中で改善点を探し、より良い方法を考えよう。