私が30代の頃から経典として大切にしているのが、佐藤一斎の『言志四録』です。
今日はその中の一節をご紹介します。
「太上(たいじょう)は天を師とし、その次は人を師とし、その次は経(けい)を師とす。」
これは、「最も優れた人は自然や宇宙から学び、その次に優れた人は他人から学び、さらにその次に学ぶのは書物から」という意味です。
この言葉は、人がどのように学び、成長するかについての洞察を提供しています。
私たちは皆、誰かのお世話になって生きています。
どんなに「生きるのが嫌だ」と感じても、必ず誰かからの支援や恩恵を受けています。
その恩を返すためにも、豊かな生き方を模索し、自己成長を続けることが大切です。
成長するためには、学び続ける姿勢が必要です。
そして、その学びの源は様々です。
自然からの学び、他人からの学び、書物からの学び。
これらすべてが自己成長のきっかけとなります。
特に、他人から学ぶことは、自分では気づかない視点や知識を得る貴重な機会です。
日々の生活の中で、自然や他人、書物から学ぶことを意識し、自分を磨いていくことが、より豊かな人生を築く鍵となります。
この成長のプロセスは、自分自身だけでなく、周囲の人々にも良い影響を与えることでしょう。
私たちは生きている限り、学び続け、成長し続けることができるのです。その姿勢を忘れずに、日々の生活を大切に過ごしていきましょう。
≪今日の心がけ≫
何事からも学びましょう