2024年8月5日

582話 叱れるのはお得な人

社会人になってから、私は多くの場面で叱られてきました。

特に印象的だったのは銀行員時代のことです。

130kgくらいある上司に呼びつけられ、小言を言われた後に分厚いファイルの角で

「お前みたいなやつがおるから!」

と言いながら頭を小突かれたことがありました。

今でもその痛みは記憶に残っていますが、それ以上に「自分みたいなやつがいるから」

何がどうなっているのかを教えてもらう勇気はありませんでした。

 

それ以外にもたくさん叱られてきたと思いますが、振り返ってみると、叱られずに成長するのは難しいと感じます。

ここで言いたいのは、叱ることが大声で恫喝することを意味するのではなく、間違っていることは間違っていると指摘してもらうことです。

叱られることは、自分の成長にとって重要なフィードバックです。

しかし、叱られた後の態度も大切です。

中には、ふて腐れたり、元気がなくなりすぎたりする人がいますが、これでは次回から上司や同僚が「あまり言わないでおこう」と思ってしまうことがあります。

これは、自己成長の機会を逃すことにもつながります。

叱られた時には、冷静に受け止め、改善のための行動を考えることが重要です。

叱られることは、自分の改善点を教えてもらえるチャンスでもあります。

逆に、全く叱られないということは、フィードバックを得られず、成長の機会を失う可能性があるということです。

叱られることは、自己成長のための貴重な機会です。

叱られたときには、それを前向きに受け止め、自分の成長のために活用しましょう。

叱られることを恐れず、それをチャンスとして捉えることが大切です。

 

≪今日の心がけ≫

どうせ叱られるなら、それを糧にしましょう